社長ブログ

2022年06月20日木造住宅

 

 

 お客は茶室に入るとき、踏石の上にかがみ、敷居に手をつき高さ二尺三寸ほどの口から茶室へ躙り入る。四畳半以下の狭い座敷も、躙口を隔てると大きな空間に見えます。

 貴人口の高さは、4尺5寸から5尺5寸ぐらいで一般の出入口よりかなり低い。

 茶道口は、点前のために亭主の出入りする口で、高さは五尺一寸ぐらいを標準とする。

 床(とこ)は、客をもてなす亭主の心入れを託することが床飾りの主題となり、それで客は席入りしてまず床を拝見する。

 窓は、草庵風茶室に使われる窓は、下地窓(したじまど)、連子(れんじ)窓そして突上(つきあげ)窓を取付けるのが一般的です。

 茶室の天井は一面に平たい天井もあるが、高低が付けられ、化粧屋根裏が組み合わされ、一段低い天井を落天井と称し、多くは点前座に用いられます。

 茶室にはかならず炉が切られ、江戸時代以降、炉の大きさは一尺四寸角に定まっている。炉を切る場所として、点前座の中に切る向う切りと、隅路、外に切る四畳半切りと台目切の四通りの方法がある。

 水屋、茶湯の準備をするところを水屋とよび、簀子の流しの上に水屋棚が設けられ、必要な諸道具を並べる。